山川さん 女性32歳回数12回期間59日間
慢性的腰痛持ちで、過去にギックリ腰を何度か起こしている。手足が冷たく、冷え症を自覚している。痩せている。舌が白い。過去に整体、マッサージの経験あり。ギックリ腰には二度となりたくないと来院。
- 上田
- 腰痛でお辛い
- 山川さん
- ええ
- 上田
- 今、どのような感じですか?
- 山川さん
- 疲れた時にひどくなります
- 上田
- ということは痛くないときもあるということですか
- 山川さん
- はい、最近はそうですね
- 上田
- 重く感じることは?
- 山川さん
- それは、いつもです
- 上田
- ギックリ腰になったことはありますか?
- 山川さん
- あります
- 上田
- どんな状況だったのでしょうか?
- 山川さん
- やはり疲れが溜まっていたと思います
- 上田
- ギックリ腰を起こしたときを後で振り返ってみると、そういうことが多いですね
- 山川さん
- そうですよね。だと思います
- 上田
- 疲れが溜まると筋肉の柔軟性が低下して、筋肉が伸びるべきときに伸びないで、プチッといってしまうんです。(筋肉が微小断裂を起こすということ)
- 山川さん
- なるほど
- 上田
- それと柔軟性が低下する理由として、やはり体が冷えているときにそうなります
- 山川さん
- 自分は冷え症だと思います
- 上田
- ギックリ腰にならないためには、冷え症を改善すること。それと当たり前ですが、疲れを溜めないことです。これは慢性腰痛でも同じです
- 山川さん
- はい
- 上田
- 腰の筋肉を緩めて、冷え症を改善させるための治療をしていきます
1回目
筋々膜性の腰痛だが、冷え症(腎陽虚)があることを考慮し治療を開始する。
2~ 6回目
腰の重さが軽減する。自分でもストレッチを始める。
7~12回目
治療、ストレッチ共に継続。生活全般において腰痛は半分以下に軽減。
メンテナンスのために月1回来院。
日頃から腰が重だるく、疲れが溜まってくると腰痛がひどくなり、ギックリ腰も数度経験されているとのこと。腰痛を起こす背景には冷えがあることがとても多く、山川さんの場合も手足が冷たいといった自覚症状がありました。また舌が白いのは、体が冷えていることを表しています。冷えていたり、疲れがたまっていたりすると筋肉が固くなり、その状態で無理な負荷が掛かると筋線維が微小断裂を起こします。これがギックリ腰。腰痛を解消しギックリ腰を予防するためには、腰部やそれに関連する部位の施術と合わせて、冷え症の治療が必要です。当初、疲れていて運動する気力などないとのことでしたが、鍼灸治療によって体調がよくなったため、朝に3分就寝前に3分のストレッチを行うようにされました。腰の重さ痛みともに、ご自身の感覚で半分以下に軽減されました。