馬込沢うえだ鍼灸院
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東洋医学って何?

2019/07/06

ueda

上田

馬込沢うえだ鍼灸院 院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進
roo

roo

健康に興味のあるネコ
好きな食べもの:肉
エジプト出身
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roo

東洋医学って何ですか?

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上田

東洋医学というのは、主に中国伝統医学、インドのアーユルヴェーダ、ギリシャのユナニ医学などのことだね。日本で東洋医学といえば中医学のことをいう場合が多いね
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roo

中医学?
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上田

そう。中国伝統医学のことで、現在はヨーロッパやアメリカ、オーストラリアにも普及していて、主に鍼灸や生薬、あん摩や気功などを用いて行うんだ
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roo

へぇ
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上田

中国に古くから伝わる療法にもいろいろあって、中華人民共和国ができて以来、中医学の名前で統一されて理論が確立されたんだよ
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roo

鍼灸だけじゃないんですね
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上田

鍼灸、生薬、あん摩、気功を中医学の四大療法と呼んで、どれも陰陽五行論という古代の考え方をもとに行われるんだ。だから鍼灸イコール中医学ということではないね。西洋医学的な鍼灸もあります
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roo

陰陽五行論?
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上田

陰陽論は、この世のものはすべて陰と陽の二面性をもつというもの。五行論は、世界で起きる事柄は大自然にある五つの物質(木火土金水)と、そのそれぞれの関係性に当てはめて考えることができるというものだよ。合わせて陰陽五行論
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roo

大自然
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上田

すごーく簡単に言うと、どちらも何事もバランスが大事で、バランスが崩れたときに病気になるよ、というものだね
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roo

バランスが大事・・・・
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上田

それと陰陽論にしても五行論にしても「全体をみる」ということや「他とのつながり」の大切さを言っているんだ
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roo

ふーん
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上田

例えば、夜は陰で昼は陽。昼は夜があるから昼だし、昼がなければ夜という概念は生まれない
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roo

あー
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上田

五行も同じ。火は木という燃料があるから存在するわけで、燃料や材料がなければ存在しない、できない。その木は水がなければ育つことができないでしょう
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roo

にゃるほど
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上田

木が燃えて火になって、火が燃えた後の灰が土になって、土の中から金が摂れる。金属が水滴を集めて、水によって木が育つ、というように一つのものはそれだけでは存在しないね。どのような事柄にも必ず原因や、そこに至るまでの段階があるんだね
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roo

にゃーるほど
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上田

それから中医学や他の伝統東洋医学の特徴として、自然治癒力を高めることをとても重要視しているね
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roo

自然治癒力?
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上田

人や動物に備わっている体調を良くしたり、病気を未然に防いだりする力のことだよ。この力がしっかりしていれば病気にもなりにくいし、なっても治りやすいんだ
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roo

僕の体にもありますか?
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上田

もちろんだよ。でも不摂生が続くと自然治癒力は弱くなってしまうんだ。元気な時から養生することが大事だよ
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roo

養生が大事なんですね
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上田

そう。それと薬の使い過ぎも自然治癒力を低下させてしまうね
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roo

わかります。自然治癒力の活躍の場を奪ってしまう
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上田

そういうこと。車に乗ってばかりいると足腰が弱くなることと同じだね。車がすべて悪いということではないよ
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roo

鍼灸や漢方薬、あん摩や気功は自然治癒力を高めるために行うんですね
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上田

それ以外にも自分でできることいろいろとあるから、やるといいよ。これからこのブログでいろいろと話していこうと思っています

 

※東洋医学に対して西洋医学、伝統医学に対して現代医学という言葉が使われます。しかし、東洋医学といっても古くから伝わるものばかりではないし、西洋医学にも伝統的なものはあります。東洋医学イコール伝統医学もしくは古典医学、西洋医学イコール現代医学ということではありません。

 

西洋医学という言葉は、多くの場合「現代医学」と同等の意味で使われます。東洋医学には東洋医学の、現代医学には現代医学の良さがあり、それぞれの得意不得意があります。現代医学は急性症状の対処に、東洋医学は慢性疾患や体質の改善に優れています。脳梗塞で倒れている人に鍼灸や漢方薬で対応するのは正しい選択と言えないし、いつまでもよくならない病気に対して現代医学しか用いないのは、可能性を狭めることになってしまいます。

中国では手術の日程が決まればそれまでの間、患者は自ら気功を行い、体調を整えるそうです。緊急を要する場合はそれができないこともあるでしょうが、それでも日ごろから体調を整えておけば大きな病気にはなりにくい。このように考えると現代医学の予防医学は、東洋医学でいうところの未病治にほぼ等しく、東洋医学、現代医学というカテゴリー分けは、便宜上行っているに過ぎない場合も多々あることが分かります。状況に応じた方法をうまく利用することが良い結果をもたらします。どちらか一方に偏る必要はありません。

疲れているときには休むことが基本です。それが許されないとき、強壮剤を飲むなどのことをしてその場をしのぐことがあります。強壮剤はあくまでその場しのぎとして用いるもので、多用は乱用となりかねません。また現代薬は、即効性の面において漢方薬よりも優れています。しかし休むべきときには休むことが何よりも大切です。

鍼灸をしたから休まなくてよい、漢方薬を飲んでいるから睡眠時間を削ってよいということではないのと同様に、無理をするために現代薬を飲むという発想は危険です。薬は症状を和らげるものであって、病気を根本から治すものではないということを頭においておく必要があります。

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寒熱
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当院は疲労、冷え症、不眠症の3大慢性疾患に重きをおいた治療院です。東洋医学的治療を行うにあたって説明をしっかり行いすべての治療を院長が責任を持って最後まで担当します。
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