手首を曲げる筋肉がある前腕部内側には、心包経が通ります。
心包とは東洋医学独特の概念で、心を守るための臓腑です。
イライラしたとき、落ち込みそうになったとき、
早め早めに前腕内側を伸ばします。
一日のうちで少しでも、心が静かになる時間をつくりましょう。
撈は、水の中のものを取る、すくい取る、の意。
天陽の気と海陰の気の、両方をバランスよくすくい取る動きです。
天は陽、海は陰。この世は陰陽で成り立っています。
陽も陰も、生きていく上で共になくてはならないもの。
わずかでもいいので、一日のうちで心が落ち着く時間をつくりましょう。
下を向いてばかりいてはいけない、固まってはいけない。
ときどき上下左右に動かして、肩凝り、スマホ頚を予防しよう。
ゆっくりと丁寧に。