そうだね

はい

体調が思わしくなく、妊娠する力が低下していたとするでしょ？

妊娠する力のことを妊孕力というんだけど、妊孕力には、卵子の質、排卵の有無、卵管や子宮内膜の状態などがある

卵子の質が悪い、排卵されていない、子宮内膜が薄い、といったことで妊娠に至っていなかったとするね

妊孕力が低いまま、妊娠エネルギー不足のままでは妊娠しない

このときすべきは体調を整えて、妊娠するためのエネルギーを蓄えることだ

もしタバコを吸っているのなら禁煙する

しっかりとした食事をして、変なものは食べない

眠れていないのなら眠れるようにする

冷え症なら冷え症を改善する。排卵がうまく行われていないのなら、そのために必要なことをするんだ

排卵が行われていないというのは、妊孕力が低下しているという症状の一つでしかない

妊娠は、母体となる体の、妊娠するための力がずべて底上げされてなされるものだよ

なのに、「それでは」と自然妊娠以外の方へ行ってしまう

それで妊娠すればいい

そもそも妊孕力が弱いんだから妊娠しにくい

そこに妊娠しないことや不妊治療のストレスが重なって、ますます妊娠できなくなる

そういうことになるね

ストレスを受けると妊娠にとても大切な自律神経やホルモンの働きが乱れてしまうんだよ

そうなんだ。自然妊娠しなければ、タイミング療法をやって、それでもだめなら人工授精、体外受精、顕微授精というレールの上をいつの間にか歩いてしまっている

実際にそういう人は多い。高度生殖医療に行けば行くほど、妊娠率は低くなるんだ

不妊治療を行っている人は、ほとんどの場合自然妊娠しないから不妊治療を行っているのだし、年齢的にも高齢の範疇に入る人が多い

そのため、妊娠するには残された時間があまりないという焦りからか、人工授精、体外受精、顕微授精の道を進んでしまう

もちろん高度生殖医療で妊娠した人も大勢いる。鍼灸で体調を整えれば、人工授精や体外受精で着床しやすくなるということもある。原因不明妊娠ということなら、しっかりと体調を整えて、妊娠のためのエネルギーを蓄えることが何よりも大切だ

そうです