慢性血虚を疑え
2019/11/10
上田
馬込沢うえだ鍼灸院院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
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roo
健康に興味のあるネコ
出身地:千葉
好きな食べ物:肉
出身地:千葉
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roo
血虚って貧血のことですか?
上田
「血」の概念が東洋医学と西洋医学では違うから、全く同じではないけどね。どちらも血が足らないということでは変わらないよ
roo
自分でも貧血だということに気が付いていない人がいるそうですけど
上田
血虚も貧血も少しずつ進行するからね。大量に出血すれば別だけど
roo
血が足らないのは慢性的なケースが多いと
上田
慢性疾患は血が足りていないことが多いね
roo
つまり慢性疾患は知らない間に進んでいる?
上田
疲労にしても、冷え症にしても、不眠症にしても、それ以外のものも、少しずつ進行するから、その状態に体が慣れてしまうんだね
roo
急には発症しないんですね
上田
急に発症したら、それは慢性でなくて急性だね。慢性的なものがある日何かをきっかけに表に出ることもあるけど、それは急性のように見えても急性ではないね
roo
なるほど、そうですね
上田
長い間、辞めようか迷っていた仕事を辞めたら、自分でもびっくりするくらい眠りが深くなったという人がいる
roo
へぇ
上田
この人は、自分で「深く眠れていない」ということの自覚はなかったんだけどね
roo
深く眠れるようになって、そこで初めて気が付いたんですね
上田
深く眠るということは全ての基本だよ。ココロや体に何か不都合が生じていて、原因がよくわからないという場合、慢性的な血虚や気虚を疑ってみた方がいいね
roo
自分はちゃんと眠れているつもりでも、ですね
上田
そういうことです
ちょっとずつの力は凄い。
「気が付いたらこんなことに」と、
その時になってはじめて状況の変化に驚く、
そんなことは結構あります。
良くなるのも、悪くなるのも、ちょっとずつですね。