本治と標治
2019/07/16
上田
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進
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好きな食べ物:肉
出身地:千葉
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このような場合、ニキビを和らげるための塗薬を使ってもいいけど、便秘を改善することが大事、さらには冷え症を良くすることが、より根本に働きかける治療ということになるね
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東洋医学では、虚と実の概念に基づいて治療を行います。
必要であるはずのものが足らないのが虚、要らないものがあるのが実。
足らなければ補い、邪魔なものがあれば瀉します。
気虚、血虚、陽虚、陰虚などが必要なものが足らない状態、
邪魔なものとは、気が滞る気滞、水の停滞による痰飲、
血の流れが悪くなることで生じる瘀血などです。
虚実夾雑とは、虚と実が両方見られるもので、
本拠標実とは、一見実に見えるが本当は虚というものです。
しかし虚であっても、実であっても症状が出ていることに変わりはありません。
怯えたときに、尻尾を丸めて大人しくなる犬と、キャンキャン吠える犬がいます。
一見正反対の兆候ですが本質的なものは同じです。尻尾を丸めるのも、
キャンキャン吠えるのも、身を守るために必要だから、そうなります。
「実」は実力や充実の実で、実力があり、心身が充実していれば、尻尾を丸める必要も、
キャンキャン吠える必要もありません。
つまり虚証にしても、実証にしても、虚実夾雑証にしても、
鍼灸治療を必要とするような方の多くは、根本は虚ということ。
そのように考えると、治療が必要な状態での「実」とは、実に見えるだけで、
実際のところは本虚標実ということになります。
病気は皆、急性期に実証の様相を呈していても、長期に渡って慢性化すると虚証となります。
このような場合、実に対してだけの治療では不十分で、本治を目指すのであれば、
必ず補の治療を行わなければなりません。