ストレスと体質と病気と 2
2024/09/03
2024/09/03
2024/07/10
上田
腰痛や肩こりだけではありません。あなたがお困りの症状に鍼灸や光線療法がお役に立てるかもしれません。
そのために「きいちろぶろぐ」を書いています。
実に多くの病名があります。しかし病名というものは人間が付けたものであり、特に慢性病の場合、胃の調子が悪いのも、免疫疾患も、婦人科疾患も、うつ病も、頭が痛いのも、腰痛も、肩こりも、東洋医学の観点でみれば、体内において「巡るべきものが巡っていない」、「心身が本来の調子ではない」ということです。病名は治療を行う上で参考にすべきものですが、病名が何であっても目指すべきは「滞りのない、巡りのよいからだ」「心身を本来の姿に戻す」です。
当院は、慢性疾患の大本にある疲労・冷え症・不眠症に目を向け、そこを正していくことに重きを置いています。「病院に行ったがよくならない」、「薬は飲みたくない」という方が多く来院されます。
慢性疾患は症状がどのようなものであっても、本人が自覚している、いないに関わらず、ほとんどの方が、疲労・冷え症・不眠症のいずれか(もしくは全部)をかかえています。病気がなかなかよくならないのは、自らを治癒させるためのエネルギーが低下しているということです。
慢性疾患をよくしようと思ったら生活習慣の見直し改善はもちろんのこと、単なる「病名治療」や「症状治療」に終始することなく、症状から疲労・冷え症・不眠症のタイプを見極め、その上で病名を考慮に入れるという視点に立っての治療が不可欠です。
鍼灸師である自分が治療するにあたって重要なことは、状態をいかに「東洋医学的にとらえるか」であり、そのためには、四診(望診、聞診、問診、切診)などによって多くの情報を得なければなりません。病名や症状も「状態」を把握するための情報であり、より的確な治療ために必要であるとの考えから「きいちろぶろぐ」を書いています。
2023/09/30
上田