不眠、心肝火旺
上田
鍼灸でみんなを幸せにしたいと日々精進
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出身地:千葉
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精神的ストレスを最初に受け止める臓腑は五臓の「肝」です。
そのストレスを肝は自分で何とかしようと頑張ります。
「ストレスvs肝」で、肝がしっかりとストレスに対応できているうちは大丈夫なのですが、
肝が劣勢になってくると肝気鬱滞、この状態が続くと熱を帯びてきて肝鬱化火となり、さらに厳しい状況になると肝火上炎となり、これが病気の種になります。
また肝の火は心に飛び火し、心肝火旺となり、その代表的な症状が不眠です。
肝と心は五行で見れば、肝が親で心が子の相生の関係で、心は肝の影響を強く受けます。
肝が受けたストレスが心に及ぶことを「肝木が心火を生む」と表現したりします。
しかし肝と心の関係やエネルギーの伝達は、肝から心への一方的なものだけではなく、
逆のケース「心から肝」もあります。
血脈をつかさどる、神明をつかさどる、のが心の主だった仕事です。
血脈とは血液循環のことでこれを行うのは心臓です。
神明をつかさどるとは大脳の働きことです。
つまり心には、心臓と大脳という大きな二つの働きがあります。
一般的に、精神的なストレスを受けるのは肝とされています。
熱い(暑い)、寒い、痛い、空腹などの本能的なストレスのターゲットとなるのは肝ですが、
知的レベルでのストレスを感受するのはむしろ「神明をつかさどる」大脳としての心です。
複雑な人間関係など、私たちが現代社会で感じているストレスの多くは肝ではなく、
心が影響を受けています。
このようなストレスを受けた際に、筋肉の不随運動、月経が止まる、月経血が少なくなる、
怒りっぽくなるなどの肝症状が見られた場合、心の不調が肝に及んでいると考えられます。
知能に向けられたストレスに対処するには、諸問題を解決するための理解、
またそれを実際的に可能にするための教育や精神修養が有効です。
ストレス発散と称するその場凌ぎ的な行為は、一時的に嫌なことを忘れられたとしても、
根本的な解決にはなりません。
そのような意味で抑肝散などの薬は対症療法にしかならないといった指摘もあります。
心を良好な状態に保つことが、結局はストレスに対応することになり、
出口の見えない不眠から逃れるための方法といえるでしょう。
参考文献
針灸学・基礎編
針灸学・臨床編
やさしい中医学入門
標準東洋医学
東洋医学概論
東洋医学臨床論(はりきゅう編)
きいちろぶろぐ・睡眠
きいちろぶろぐ・不眠症
不眠の悩み
薬・気晴らし・そして
今陰陽論3
今陰陽論
名人でも
寝て、待つ秋
頼りになるもの
PM9
ゆっくり行こう
超人こそ
眠い人
力みと緩み
休み明け2
休み明け
眠りの邪魔をしない
眠らなかったからといって
夜型、朝方
就寝と起床
ボーッ
睡眠孝行
オキシトシン
とてもとても大きな音のする場所で眠れるか?
失眠
コンディショニングを成功させる
護身
良きにつけ悪しきにつけ
相関性
認知症のツボ
徹夜
早馬
人間は眠くなっても
眠る
変な時間に起こされて
眠る時間
発熱毛布
ただ寝る
「寝ないと太る」は本当か?
適度に適切に
なんで鍼を打つのか?
公慶上人は楽しかったんだ
起床時間
畳一畳の軽井沢
Serious
若い女性と睡眠障害
寝汚い人
陰虚
不眠の悩み
朝ごはん
陰と陽
いつもより早く眠くなる
定着のための時間
夕顔丸の船室で
パジャマ
ふとん
いろはがるた「ね」