症状が多くても
2022/11/08
上田
馬込沢うえだ鍼灸院院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進
roo
健康に興味のあるネコ
出身地:千葉
好きな食べ物:肉
roo
鍼灸にしても、光線療法にしても、どうして一度にたくさんの症状に対応できるんですか?
上田
症状そのものではなく、症状が現れる大本(根っこ)に働きかけるからだよ
roo
つまりは対症療法ではないと
上田
そういうこと。薬物療法というのは「この病気にはこの薬、この症状にはこの薬」といった処方をされるよね
roo
そうですね。でも、それだとどんどん薬が増える可能性があります
上田
薬原病なんてのもあるね
roo
薬原病?
上田
薬の飲みすぎによって病気になること
roo
何のための薬だか。わけがわかんないですね
上田
それでも治ればいいのかもしれないけど
roo
治らないこともある
上田
もちろん東洋医学でも治らないことはあるよ
roo
ただ、西洋薬に比べれば副作用は各段に少ない
上田
そうだね。鍼灸にしても、光線療法にもして、副作用というものはほとんどないね
roo
大本が良くなれば、幹も、枝も、葉もよくなるということですね。根っこがよくなれば、いろいろな症状が治まる
上田
そういうことです
実に多くの病気や病名があります。症状を細分化していけば病名の数はどんどん増え続けます。中医学(東洋医学)では、症状一つ一つに対して治療をするということはしません。そんなことをすれば、複数の症状があった場合、打つ鍼の数に際限がなくなります。たくさん鍼を打ったからといって治療の効果が高まるとか、早く治るなんてこともありません。樹でいえば根の部分に働きかけることが大切です。根の周りの土をよくする、つまりは「患者さん自身の生活習慣の見直しと改善」と合わせて、鍼灸なり、光線療法なりをお受けいただければ、更なる治療の効果が望めます。